COLUMN
コラム
マツエクとまつ毛パーマの違いや同時にどっちもつけられる?
まだまだマスクをする機会が多い中、まつげの下がりや湿気によるマツエクカールの崩れが気になりマツエクとマツパどちらを選ぶか迷う方も多いでしょう。そこで、マツエクとまつ毛パーマの違いや特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
マツエクとまつ毛パーマの違いについて
マツエクはまつ毛にエクステンションを付けて、カール・長さ・太さを出す技術のこと。
まつ毛パーマはまつ毛にパーマを当ててカールを付ける技術のこと。
ここでは、両者のメリット・デメリットから違いを解説します。
マツエクのメリット
マツエクは、まつ毛のカールだけでなく長さや太さまで自由にカスタマイズできるため、マツエクだけで理想的な目元が作れます。まつ毛の根元にアイライン効果が得られるのも、マツエクのメリットのひとつです。
- ビューラー
- マスカラ
- 付けまつ毛
- アイライン
などのメイクの手間が省けるため、朝のメイクや夜のメイク落としが時短できます。さらに、3週間前後でリペアかオフを行う際に、違うデザインへの変更も可能です。
マツエクによって、毎月、目元の印象を変わる事ができるので、いろいろなメイクに挑戦したい方にもおすすめです。
マツエクのデメリット
マツエクのデメリットは、日々の生活でエクステンションの取り扱いに注意が必要な点です。マツエクはまつ毛1本1本に付けていくため、重みやまつ毛の違和感など負担を感じる方もいます。
自まつ毛に負担をかけないために、自分のまつ毛の長さや太さに合ったエクステンションを選ぶことが重要です。
また、マツエクを付けるには専用のグルーを使用しますが、一般的なグルーは油分に弱いため、クレンジング剤や洗顔料はオイルフリーのものを選んで使用する必要があります。
さらに、マツエクは永久的な施術でないため、定期的なメンテナンスを必要とし、人によっては時間的・金銭的に負担を感じる方もいるでしょう。
グルーによるアレルギー反応が出ることも
マツエクに使用するグルーの成分、「シアノアクリレート」によってアレルギー反応が出る方もいます。アレルギー反応は主に以下のとおりです。
- 目が赤くなる
- 目が傷む・痒くなる
- まぶたがかぶれる など
まつ毛パーマ(マツパ)のメリット
まつ毛パーマの大きなメリットは、アフターケアが簡単であることです。施術当日以降は、水や湿気にも強くアイメイクも崩れにくいでしょう。
さらに、どのクレンジング剤にも対応しているため、新たなケアアイテムを購入する必要もありません。カールの角度も選べるため、デザインの変更も自由です。
また、まつ毛パーマはマツエクに比べて費用も安く、カールは1ヶ月前後持続するため、サロンに通う回数も少なく、コスト面でもメリットを感じます。
まつ毛パーマ(マツパ)のデメリット
まつ毛パーマのデメリットは、理想の目元に近づけにくい点です。マツエクと異なり、自まつ毛の長さや本数によって仕上がりが変わるため、理想的なカールは手に入れられるものの、長さやボリュームに物足りなさを感じる方もいるでしょう。
さらに、まつ毛パーマはヘアパーマ同様に薬剤(パーマ剤)を使用するため、自まつ毛が傷みます。そのため、カールが取れてきたと感じても、自まつ毛への負担を考慮して1ヶ月間は間隔を開ける必要があるのもデメリットです。
マツエクは何日くらいの持つか?
マツエクの持ちは、使用するエクステの種類やデザインにもよりますが、1ヶ月前後です。取れた部分にだけ付け替えるリペアメニューは、だいたい2〜3週間以内に行います。
2〜3週間でリペアを行うこともありますが、技術や毛質、マツエクの種類によっては、2週間後もきれいに残っていることもあります。
まつ毛パーマは何日くらい持つ?
まつ毛パーマの持ちは約1〜1.5ヶ月です。はじめてまつ毛パーマをする方は、自まつ毛の反発によって持ちが短く感じますが、回数を重ねることで持ちが良くなります。
カールが半分以上取れてしまったと感じたら次の施術のタイミングですが、まつ毛への負担を考え、1ヶ月間は施術の間隔を空けましょう。
1ヶ月以上カールを感じられることも多く、まつ毛パーマはマツエクよりも持ちが良い印象です。
マツエクとまつ毛パーマどっちがいい?
マツエクもまつ毛パーマも共通して、目元の印象を華やかにしますが、どちらにしようか迷っている方にとっては悩みどころでしょう。そこでここでは、マツエク・まつ毛パーマそれぞれおすすめしたい方をご紹介します。
マツエクがおすすめの方
まずは、マツエクがおすすめの方は以下のとおりです。
- 目元にボリュームを出したい
- 太さやカールも出したい
- メイク時間を短くしたい
- クレンジング時間を短くしたい
- 目元にカラーを入れたい
カールだけでなく、まつ毛の長さや太さも選べるため、ノーメイクでも目元のボリュームを出し、華やかに見せることができます。
さらに、マスカラやアイラインなどのメイクが不要な分、メイクやクレンジングの時間が短くなります。また、マツエクにはレッドやブルーといったカラーラッシュもあるため、目元に好きな色を取り入れたい方にもおすすめです。
まつ毛パーマがおすすめの方
続いて、まつ毛パーマがおすすめの方は以下のとおりです。
- 自まつ毛が長い方
- 逆まつ毛の方
- 二重をより綺麗に見せたい
- 施術時間は短いほうが良い方
自まつ毛が長い方は、まつ毛パーマだけでも目元がパッチリとした印象になります。逆まつ毛の方がマツエクを付けると、自まつ毛とエクステの境目に違和感を感じやすいです。しかし、自まつ毛にカールを付けるまつ毛パーマであれば、そのような心配もありません。
まつ毛パーマのパリジェンヌとは?
まつ毛パーマで人気なのが「パリジェンヌラッシュリフト」です。従来のまつ毛パーマはロットを使用して、まつ毛にカールを付けますが、「パリジェンヌラッシュリフト」は根元から約80度まっすぐ上へまつ毛を持ち上げます。
カールがない分、まつ毛の長さがそのまま活かせます。クルンとしたまつ毛でなく、スッとすっきり上がったデザインのため、若年層だけでなく幅広い年代から支持を集めている施術方法です。
マツエクとまつ毛パーマは両方どっちも同時にできる?
逆まつ毛が気になる方の中には、まつ毛パーマを当て、自まつ毛を上げた状態でマツエクを施したいと思う方もいるでしょう。一般的に、マツエクとまつ毛パーマの両方同時の施術はおすすめできません。
マツエクは、カールのないまつ毛に付けるのが一般的であるため、まつ毛パーマによってカールの付いたまつ毛では、エクステを付ける接着面が極端に小さくなります。
接着面が小さくなることで、マツエクの持ちが一気に悪くなったり、まつ毛の方向がバラバラになるため同時の施術は推奨されていません。そのため、「まつ毛パーマをしたけど、やっぱりマツエクをしたい」という方も、まつ毛パーマ施術後1〜1.5ヶ月の、パーマが落ちた後の施術がおすすめです。
ただし、カールを付けずにまつ毛を持ち上げる「パリジェンヌラッシュリフト」であれば、同時にマツエクを付けてもデメリットに苦しむことはありません。
しかし、マツエクもまつ毛パーマどちらも自まつ毛への負担があることから、どちらか一方の施術にしておき、負担を軽減させるのが良いでしょう。
マツエクとまつ毛パーマのまつ毛の負担について
自まつ毛よりも過度に、長く太いエクステを使用することで、自まつ毛やまぶたに負担がかかり、目元が重く感じる方もいます。
そのため、マツエクを初めて付ける方は、自まつ毛と同じくらいの長さや太さのマツエクを使用しましょう。
日本人の自まつ毛の平均的な長さは約7mm、太さは0.1〜0.15mmであるため、できるだけ近い長さ・太さのエクステの使用がおすすめです。
まつ毛パーマは、薬剤を塗布してまつ毛にカールを付けるため、自まつ毛にも負担がかかります。しかし、毎日ビューラーやホットビューラーをした場合と比べると負担は少ないでしょう。マツエクもまつ毛パーマも、まつ毛美容液を使用するなど日々のケアは必須です。
【まとめ】
今回は、マツエクとまつ毛パーマそれぞれの特徴や違いについて紹介しました。どちらも目元を華やかにしますが、マツエクはカールのほかに太さや長さが決められるため、より理想的な目元が作れます。
一方のまつ毛パーマは、カールのみの選択になりますが、マツエクに比べて施術時間が短く、費用も安いのが特徴です。
さらに、マツエクで使用するグルーによるアレルギー反応を気にする必要もありません。しかし、マツエクではすでにアレルギーの方に対応した、低刺激・無刺激グルーが登場しているため、今までマツエクを諦めていた方も挑戦できるでしょう。
マツエクとまつ毛パーマは、どちらも自まつ毛や目元への負担がかかるため、同時の施術はおすすめできません。
ただし、どうしても同時に施術したい方は、まつ毛パーマはカールのないパリジェンヌラッシュリフトであれば、接着面が小さくなるのを防げるためおすすめです。
どの施術の場合もトリートメントやまつ毛美容液などを使用するなどし、まつ毛ケアを忘れないようにしてください。