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縮毛矯正に失敗したらどうするべき?失敗を避ける方法とは?
「縮毛矯正で失敗したら、やり直しや返金はしてもらえる?」「失敗を避けるためにはどうすればよい?」このように悩んでいませんか?
この記事では、縮毛矯正の失敗例やその原因とあわせて、失敗を避ける方法を詳しく解説します。
縮毛矯正をして失敗したかもしれないと思っている方や、今後施術をしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
縮毛矯正に失敗してしまったら、髪のダメージを抑えるのが大切です。
- 1 | 縮毛矯正の失敗例と原因
縮毛矯正の失敗例と原因
縮毛矯正は髪への負担が大きい薬剤を使用するため、髪が傷んでしまうリスクもあります。そのため、美容師の経験や知識・技術が必要とされる難易度の高い施術です。髪の状態、癖の状態によっても仕上がりが変わるため、失敗の原因はさまざまです。
まずは、縮毛矯正の失敗例と原因を解説します。
◻︎ チリチリになる:髪の過度なダメージが原因
◻︎ ペタっとしてしまう・ツンツンになる:髪を真っすぐにしすぎるのが原因
◻︎ うねる:縮毛矯正がしっかりかかっていないのが原因
◻︎ 広がる:髪のダメージが原因
◻︎ 根元折れ:美容師のアイロン技術が原因
チリチリになる:髪の過度なダメージ蓄積が原因
縮毛矯正で髪がチリチリになってしまうのは、過度なダメージ蓄積が原因です。
「ビビリ毛」とも呼ばれ、触るとゴワゴワ、引っ張るとゴムのように伸びてプチっと切れてしまうのが特徴です。
縮毛矯正が原因とは限らず、施術前の元々の髪のダメージやスタイリング・カラー・ブリーチなどで髪が傷んでいる場合に、髪がチリチリになる可能性があります。
縮毛矯正と組み合わせてデジタルパーマやブリーチをする場合も、髪への負担やリスクが増すため注意しましょう。
ペタっとしてしまう・ツンツンになる:髪を真っすぐにしすぎることが原因
髪にボリュームが無くペタっとしてしまう・針のようにツンツンしてしまうのは、縮毛矯正で髪を真っすぐにしすぎることが原因です。
使用する薬剤の強さや髪に浸透させる時間、ヘアアイロンで髪をはさむ強さや時間などで縮毛矯正がかかりすぎてしまうと、必要以上に髪が真っすぐになってしまいます。そのため、施術した美容師の技術不足も一因になっているでしょう。
とくに、ボブスタイルで毛先に丸みをだしたい場合は、縮毛矯正をかけることでペタっとしたりツンツンしたりしてスタイリングしにくくなる可能性があります。最近の縮毛矯正は毛先を自然な流れにしたり、毛先をワンカールにしたりすることも可能です。適度なボリュームは残したい、毛先をツンツンさせたくないという方は、施術前に美容師とよく相談しましょう。
うねる:縮毛矯正がしっかりかかっていないことが原因
通常は、一度縮毛矯正をかけた箇所は半永久的に直毛の髪の毛です。そのため縮毛矯正をしたのに髪がうねってしまうのは、縮毛矯正がしっかりかかっていないことが原因といえるでしょう。
また、縮毛矯正のかかりが甘かった、元々の髪のクセが強かった、施術に使用した薬剤が髪のクセにあわなかったなどの原因で、縮毛矯正をしてもうねりが残ってしまう場合があります。
また、前髪の内側や顔まわりの産毛、ダメージを受けている部分の髪などは、縮毛矯正を維持する力が弱いため、うねりが残りやすいといえます。
広がる:髪の傷みが原因
縮毛矯正をして髪が広がってしまうのは、施術時のダメージや元々の髪の傷みが原因です。
縮毛矯正は髪への負担が大きい施術のため、使用する薬剤の強さや技術などによっては、髪が傷む可能性があります。
ただし、元々髪が傷んでいて縮毛矯正をかける前から広がっていた場合は、施術時のダメージが加わることが髪の広がりをさらに大きくする原因となっていることもあります。
根元折れ:美容師のアイロン技術が原因
髪の根元にアイロンをかけた跡が残る・縮毛矯正をかけた根元が角ばって折れた状態になる根元折れは、美容師が施術する際のアイロンのはさみ方が原因なことが多いです。
薬剤のつけ方や、アイロンをかける際の毛束の量・強さなどに問題があるといえます。
【原因別】縮毛矯正に失敗した場合の対応策
縮毛矯正に失敗してしまった場合はどうすればよいのか、原因別に対応策をご紹介します。
◻︎ チリチリになった場合
◻︎ ペタっとしている場合
◻︎ うねる場合
◻︎ 広がる場合
◻︎ 根元折れの場合
チリチリになった場合
チリチリになってしまった場合の対応策は次の3つです。
・傷んだ部分を美容室でカット
・髪質にあったシャンプーやトリートメントでケア
・再度縮毛矯正をかける
ただし、傷んだ部分をカットしてダメージの広がりを避ける方法は、カットする長さによってはヘアスタイルが変わってしまう可能性があります。ヘアスタイルを変えたくない人は、髪質にあったシャンプーやトリートメントでケアし、髪を伸ばしながら少しずつ切る方法がおすすめです。
再度縮毛矯正をかけてチリチリになった髪の毛を伸ばす方法もありますが、縮毛矯正によって髪がさらにダメージを受けるため成功率は低くなることも覚えておきましょう。
ペタっとしている場合
髪がペタっとしている場合は、ヘアアイロンで毛先に丸みをつけてスタイリングする方法がおすすめです。
うねる場合
髪にうねりが残ってしまった場合は、施術を受けた美容室に相談して縮毛矯正をかけ直してもらいましょう。髪に再度ダメージを加えることになるため、施術前に美容師としっかり相談し、施術後のヘアケアについても確認しておいてください。
広がる場合
縮毛矯正で髪が広がってしまった場合は、美容室に相談してトリートメントをしてもらいましょう。トリートメントをしてもらうことで、縮毛矯正で使用した薬剤や施術によって傷んだ髪をケアしてくれます。ただし、元々の髪の傷みも広がりの原因となっている場合は、日頃から丁寧にヘアケアしていくことが大切です。
日頃のヘアケアは、毎日のシャンプーやトリートメントなどに加え、髪を洗ったらすぐにしっかり乾かすのもポイントといえます。濡れた髪は水分を含んで柔らかくなっていて、髪の表面のキューティクルが開いた状態です。そのため、ドライヤーを使わず髪を自然乾燥させたり、生乾きの部分が残っていたりすると、髪の毛どうしの少しの摩擦でも剥がれたり傷んだりしやすくなります。
根元折れの場合
髪が根元折れしてしまった場合は、美容室で再度縮毛矯正をかけ直してもらうか、根元折れした部分をなじませてスタイリングします。
しかし、すでに髪の傷みが強い場合は、再度縮毛矯正をかけるのが難しい可能性があるでしょう。根元折れしている部分は髪の根元に近くスタイリングしにくいため、美容院でやり方をアドバイスしてもらうのがおすすめです。
縮毛矯正に失敗した場合、美容院で返金は可能?
縮毛矯正に失敗した場合、返金可能かどうかは髪の毛の状態や美容院の対応によって異なりますが、やり直しの提案されるケースが多いといえます。
まずは美容院に相談し、髪の毛の状態を直接確認してもらいましょう。一般的には1週間から10日程度の保証期間を設けている美容院が多く、保証期間を過ぎるとやり直しが有料になったりするケースもあります。そのため、縮毛矯正に失敗したと思ったら、施術から期間を空け過ぎないよう注意し保証期間内に相談しましょう。
縮毛矯正の施術前に縮毛矯正の髪への負担やリスクの高さについて説明を受け、了承したうえで施術を受けた場合は返金を受けられない可能性が高いでしょう。
縮毛矯正の失敗を避けるにはどうすればいい?
では、具体的に縮毛矯正の失敗を避けるためにはどうすればいいのか解説します。
◻︎ 縮毛矯正の値段が安すぎる美容院は避ける
◻︎ 施術時間が短い美容院は避ける
◻︎ 毎回美容院を変えない
◻︎ 縮毛矯正の経験が豊富な美容師に施術してもらう
◻︎ ダメージの少ない弱酸性縮毛矯正をかける
◻︎ 日頃から丁寧にヘアケアを行い、髪にダメージを与えない
縮毛矯正の値段が安すぎる美容院は避ける
縮毛矯正の値段が安すぎる美容院は失敗する可能性が高いため、避けた方が無難でしょう。
安い薬剤を使用していたり美容師の技術が統一されていなかったりと、利用客の回転数をあげるために施術にかける時間や質が低下しがちなため、失敗する可能性が高くなります。
反対に値段が高すぎる美容室の場合は、高価な薬剤を使用しているという理由だけでなく、広告費や土地代などの料金が上乗せされていることもあるため注意が必要です。
施術時間が短い美容院は避ける
縮毛矯正は丁寧に行うと3時間程度かかるのが一般的なため、2時間以内で終わるような施術時間が短い美容院は避けた方が無難でしょう。
縮毛矯正は高い技術が必要とされるのと同時に、髪の状態を見極めながら行う必要があります。施術時間の短い美容院での施術は注意が必要です。
毎回美容院を変えない
美容院や美容師を毎回変えるのは避けた方がよいでしょう。
縮毛矯正は難しい技術が必要なため、美容師がその人の髪質をよく理解しておく必要があります。毎回美容院を変えていると、髪質やクセにあった施術が受けられる可能性が低く、失敗しやすくなります。
縮毛矯正の経験が豊富な美容師に施術してもらう
縮毛矯正で失敗を避けるためには、技術や知識はもちろんのこと、経験が豊富な美容師に施術してもらうことがとても重要です。
美容院のホームページでスタイリストのプロフィールや得意分野・経験年数を確認したり、SNSを活用したりする方法で探してみましょう。
CreBiAには縮毛矯正の経験豊富なスタイリストが揃っています。
ダメージの少ない弱酸性縮毛矯正をかける
弱酸性縮毛矯正は、髪へのダメージが少なく自然に仕上がりやすい施術です。
通常の縮毛矯正は、弱酸性の髪の毛にアルカリ性の薬剤を使用し、薬剤の力で髪のクセを伸ばしたうえでアイロンの熱を加え固定しています。そのため、アルカリ性の薬剤による髪への負担やダメージが大きく、不自然なストレートになりやすい傾向です。
一方で弱酸性縮毛矯正は、髪と同じ弱酸性の薬剤を使用することで髪の毛にかかる負担を軽減し、アイロン技術でクセを丁寧に伸ばしていきます。クセがそれほど強くない方や髪が傷みやすい方、自然なストレートに仕上げたい方などは弱酸性縮毛矯正をかけるのも選択肢の一つです。
ただし、元々の髪のクセが強い方や髪の毛が太い方はクセがうまく伸びなかったり、髪が酷く傷んでいる方は施術が受けられないケースがあります。弱酸性縮毛矯正は通常のアルカリ性薬剤を使用する縮毛矯正より、美容師のアイロン技術や薬剤の知識などが必要とされるため、美容院や美容師は慎重に選びましょう。
日頃から丁寧にヘアケアを行い、髪にダメージを与えない
縮毛矯正は髪への負担やリスクが高く、元々の髪が傷んでいると失敗する可能性が高くなるため、日頃から丁寧にヘアケアしておくことが大切です。
髪質にあうシャンプーやトリートメントを使用する、必要であればオイルなどを使用する、洗ったら正しい方法でしっかり乾かすなどの方法で、普段から丁寧にヘアケアしましょう。ヘアカラーやブリーチのやり過ぎも髪が傷む原因となるため、縮毛矯正をしようと考えている方は注意が必要です。
【まとめ】縮毛矯正に失敗したと思ったら美容院に相談しましょう!日頃のケアも大切
縮毛矯正で髪がチリチリになった、ペタっとしてしまったなど、失敗したと思った場合は施術した美容院へ早めに連絡して対応を相談しましょう。
縮毛矯正の失敗を避けるためには、美容院選びはもちろん、日頃から丁寧にヘアケアして髪のコンディションを整えておくことが大切です。