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【保存版】縮毛矯正とヘアについて知っておきたいこと【後編】
縮毛矯正とカラーをしている人が失敗されないために知っておきたい様々なポイントをこれから紹介したいと思います。
縮毛矯正とカラーをしているけど、時間がかかるし予約するのも大変だからまとめて同時施術したい人も多いでしょう。
そんなお客様のために、今後美容室で失敗されたり、髪の毛がボロボロになったりしないために知っておきたいいくつかのポイントを解説します。
- 8 | まとめ
縮毛矯正とカラーは同時施術できる?
普段忙しくて、なかなか美容室に来れない方や一度に全てのメニューを施術してしまいたい方もいると思います。
そんな時によくある相談として、
「縮毛矯正とカラーを同時にやってもらいたい」
というお客様から要望です。
もちろん同時に施術することは可能ですが、知っておくべきことがいくつかあります。
アルカリ剤を使った縮毛矯正とヘアカラーを同時にすると、髪の毛への負担が大きくなるのでダメージ、縮毛矯正やヘアカラーのもちにも影響してしまいます。
縮毛矯正とカラーを同時施術するメリットとデメリットを解説
メリット
- 時短になる
- 色が入りにくい人はカラーが入りやすい
- 剛毛で薬が反応しにくい人は薬の反応が良い
- 一度で見た目の印象が大きく変わる
- 同時施術で割引がある場合がある
などがあるかと思います。
同時施術は髪の毛や仕上がりにとって良い部分も意外とあるんですね。
髪質ややりたいカラーの色味、そして時短で2つのサービスを一度に終わらせることができるのがいちばんのメリットでしょう。
デメリット
- 髪が傷みやすくなる
- 色もちが悪くなる
- 施術時間が長い
- 失敗されるリスクが高くなる
などが挙げられます。
縮毛矯正とヘアカラーを同時に施術したい場合は、今現状の髪質やくせの強さ、やりたいカラーの色味などによっても良し悪しが変わってくるので、しっかりと担当の美容師さんと相談するといいでしょう。
縮毛矯正の髪の毛をカラーで明るくしたい時の注意点
縮毛矯正をしている方の場合、どうしても暗めの色しかできないので、カラーで明るくしたいなーと考えてしまう人も多いでしょう。
髪の毛を明るくする場合は、リフト力のあるカラー剤を使用しなければいけません。
そうなると、髪の毛を明るくするために強めの薬剤を使うので髪の毛のコンディションが悪くなり、髪の毛が弱くなってしまいます。
その状態で縮毛矯正をすると、よりパサつきやダメージ、時には切れ毛やチリチリになったりするケースもあるんですね。
髪の毛を明るくしたい人は、酸熱トリートメントなど髪の毛への負担がないサービスと併用するとダメージを最小限に抑えることができるのでオススメです。
縮毛矯正した髪の毛をハイライトできる?
縮毛矯正した髪の毛を外国人風ハイライトやバレイアージュ のようなハイライトを入れいたいと思う人も多いでしょう。
しかし、縮毛矯正した髪の毛はタンパク質変性で髪の形状が変わってしまっているので、ブリーチによる髪の毛へのダメージに耐えることができないのでオススメできません。
稀に髪の毛がかなり丈夫な人の場合は、縮毛矯正した後の髪の毛も頑丈なのでブリーチハイライト可能ですが、ほとんどのケースでは失敗されるリスクがあります。
縮毛矯正しているけど、どうしてもハイライトをしたい場合は、カラー剤に少しブリーチを混ぜて、オラプレックストリートメントなどダメージを最小限に抑えながら施術するといいでしょう。
しかし、技術や知識、経験が必要になってくるので、縮毛矯正やハイライトの施術をたくさんしているサロンや美容師さんにお願いするようにしましょう。
縮毛矯正した髪の毛をブリーチしても大丈夫?
先ほど説明したハイライトと同様に、ブリーチは髪の毛を破壊してしまうほどとても強い薬剤です。
縮毛矯正で髪の毛の形状をまっすぐにしたのに、ブリーチを使用すると髪内部が破壊されてクセが戻ってきたり、パサツキや髪の毛がザラザラして感触も悪くなります。
そしてブリーチの放置時間や施術方法でミスをすると、髪の毛がブリーチを塗布した根元からちぎれてしまうケースがあるので本当に注意しましょう。
ブリーチして1年後なら縮毛矯正できる?
よくお客様からも質問されるケースの1つに、ブリーチして1年経てば縮毛矯正できると思っている方も多いようです。
ブリーチをした箇所は、すでに髪の毛の内部が破壊されているので、1年立っても髪の毛の内部は元どおりには戻らないんですね。
なので、ブリーチした部分は通常縮毛矯正はできません。
セルフで黒染めした髪に縮毛矯正はかなり危険!?
セルフでカラーをしている人の中でも、黒染めをしている人は縮毛矯正で失敗される確率がとても高いので注意が必要です。
セルフカラーの中でも、黒染めはとても強い薬剤が使われており、1度全体を染めただけでもかなりダメージが残ります。
また美容室でよくある失敗例として、安価なお店などしっかりとカウンセリングを行わない美容室の場合は黒染めしたことなど確認せずに強い縮毛矯正の薬剤を使用してしまい、数分後に髪の毛が溶けてしまうなど失敗されるケースもたまにあるようです。
セルフカラーは髪の毛が痛むのでオススメしませんが、もし黒染めなどしている場合は必ず美容室のカウンセリング時に美容師さんに直接伝えましょう。
聞かれるまで待っていると、そのまま施術が始まってしまう場合があるので、自己申告を必ずしてくださいね。
縮毛矯正した後の髪の毛はカラーが入りにくい?
縮毛矯正した後の髪の毛は、タンパク質変性が起きているのでヘアカラーの色味が安定しにくくなっています。
また縮毛矯正した部分は極端に髪の毛のダメージが進行しているので、、ダメージが進行した部分だけ極端に色が暗く入ったり、色味が強いものであれば以上に目立ってしまう可能性があります。
縮毛矯正された髪の毛は自宅でセルフカラーをしたり、白髪染めをすると色のムラの原因になるので美容室でお願いするようにしましょう。
今人気の泡カラーなども髪の毛へのダメージや色ムラになるリスクが高いので注意しましょう。
縮毛矯正した髪の毛にカラーバターすると濁りやすい?
もともとヘアカラーをしている人は、自宅でカラーバターを使って色味を加えたりする人も多いでしょう。
しかし縮毛矯正した髪の毛にセルフカラーをすると、塗布する量や色味の調整ができないので濁ってしまうケースがとても多いです。
濁るとは、髪の毛の所々が暗く沈んだり、緑っぽく汚い色味になったりすることです。
カラーバター以外にも、ヘアマニキュアやヘナ、カラースプレーなど自宅でカラーをする人は本当に注意が必要です。
縮毛矯正とカラーを同時にすると髪が傷む?
縮毛矯正とカラーを同時に施術すると、髪の毛への負担がとても大きいです。
縮毛矯正もヘアカラーも同じアルカリ剤を使用するので、頻繁に使用している人は髪の毛がボロボロになっていくでしょう。
今では髪の毛への負担が小さい酸性縮毛矯正や、当サロンが提供しているオーガニック髪質改善シルキーなら髪の毛へのダメージがゼロでクセやうねりを改善できます。
縮毛矯正ながらカラーをしたい人は、髪の毛がボロボロになる前に、それらのサービスへと変えていくことをオススメします!
クセが弱い人の場合は、酸熱トリートメントなどである程度のクセをストレートにできるので、酸熱トリートメントも視野に入れて考えてみましょう。
縮毛矯正とカラーの値段や施術時間について
基本的に縮毛矯正とカラーを同時施術する場合、値段設定も大きく変わってきます。
安い美容室 | 10000円前後 |
普通の美容室 | 15000〜25000円前後 |
高めの美容室 | 30000円以上 |
縮毛矯正の値段はサロンによってピンキリです。
値段が違う理由として
・立地
・使用する薬剤の種類
・知名度
・専門店
などの条件によって様々です。
安いから悪い、高いから良いというわけではなく、安くても上手なサロンはありますし、高くても下手なサロンもあります。
縮毛矯正やカラーをする際は、美容室選びが本当に重要なので、自分の髪の毛を大切に扱ってくれる美容室を探しましょう。
縮毛矯正は3時間ほど、ヘアカラーは1時間半ほどかかります。
これらを同時施術すると、時間が少し短縮されるので、平均的には4時間ほど見ておくといいでしょう。
まとめ
縮毛矯正とカラーを同時にしたい方は、忙しい方や時短で髪の毛のお手入れをしたい方に多いと思います。
繰り返し縮毛矯正とカラーをしていくと、髪の毛は少しずつボロボロになっていき、特にロングヘアの方の場合は毛先のパサツキや切れ毛、髪のコンディションも悪くなってくるので艶がなくなりゴワゴワしやすくなります。